小売業など店舗における労務管理の現状
パートタイム労働者の役割
経済産業省の調査により、営業時間別の雇用者の正社員・非正社員(パートタイム労働者)の構成比をみると、営業時間が「8時間以上10時間未満」の事業所で正社員構成比が最も高く(62.1%)、それより営業時間が長くなるにつれ、パートタイム労働者の構成比が高まり、正社員構成比は低下しているようです。
終日営業では、約9割がパートタイム労働者となっています。
小売業界においていかにパートタイム労働者が重要なものであるかがわかります。
また、これだけパートタイム労働者の占める割合が多いと、仕事や責任、人事管理が正社員並みの従業員もおります。 しかし、正社員と同様の仕事をしていながら、賃金など待遇が働きに見合っていないことにより、働く意欲を失わせてしまうような状況もあります。 こうした問題をかかえる企業においては、パートタイム労働者がその能力を有効に発揮することができる雇用環境を整備することが必要です。⇒改正パートタイム労働法